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座右の銘

  • 執筆者の写真: Naomi
    Naomi
  • 9月30日
  • 読了時間: 3分

更新日:9月30日

座右の銘を教えてください。


ヨガの先生になってからよく聞かれる質問。

私はこう答えている。


『ズルしても真面目にも生きてゆける気がしたよ』


日本人皆が知ってるスピッツのチェリーの歌詞。


そもそも座右の銘ってなんだ?と思って考えて著名人のこととか調べたけどしっくりくるものがなかった。

そんな時に思いついたのがこれだった。


多分のこの曲は私が小学生の時に発売された曲。

はじめて聞いたときにこのフレーズに驚いた記憶が今でも残っている。


それまでズルはしていけないと親からも先生からも、言われていたし、ズルは悪だ!くらいに思っていた。

なのにズルしてもいいの?とまだまだ純粋な私はハテナがたくさん浮かんだし、そんなことを言う大人がいなかったから何言ってんだ?と思っていた。


2番にでてくる歌詞だけど、私の中ではチェリー=ズルしてもいい歌になっていた。


そこから時を経て、小学校の時のようにズルしてもいいんだとストレートに解釈するほほど私も子供ではなくなった。いろんな経験をして大人になった。

それでも小学生の時に感じた気持ちが残ってるのかなんだかチェリーは特別な曲だった。


そもそも大ヒット曲だから、何歳になろうとテレビだったりカラオケだったりでチェリーを聞かない年はなかったので離れることはなかった。


そして改めて『ズルしても真面目にも生きてゆける気がしたよ』のフレーズを考えてみた。


私にとって2つの解釈がうまれた。


1つ目はズルしても真面目にも生きていける。だったらはあなたはどう生きる?

選ぶのは自分。自分で生き方を決められるし、決めていく。そしてどんな生き方もいいんだよと投げられているような気がした。

優しくもあり、厳しくもある。でも結局そうなのよ自分次第なのよ生きるって。そう感じた。


2つ目はズルしても真面目にも生きていけるから、そんなに頑張らなくていいよ、肩の力抜きなよ、と。

私は何のこだわりか、私はこうでなきゃと自分がしんどくなってもやりすぎてしまうことがある。そんな時にこのフレーズは深呼吸させてくれるような感じがした。


どちらの意味も私にとって重要で、常に頭にあるかというより行き詰ったときにフラットに気持ちや思考をしてくれる。


まさしく座右の銘


小学生のころからひっかりのあるフレーズ。

それが大人になって大切なものになる。

なんだかとっても素敵。おしゃれな短編小説みたい。

それは言い過ぎか。


ありがとうスピッツ。

これからも座右の銘として使わせてもらいます。



なおみ







 
 
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