top of page
執筆者の写真Naomi

じいちゃん凄いぜ。


arjava(アルジャバ)とはインドの少数民族の言葉で「正直や、素直」の意味かあります。

なぜ自分のヨガスタジオをこの名前にしたのか。


これは祖父のやっていた洋品店「正直や」から受け継いだ名前だ。

そんな祖父の歴史、正直やの歴史を残しておこうと思う。


祖父はもともと鹿児島出身。

私の中渡瀬という苗字は鹿児島からきている。

(中渡瀬村もあったみたい)


戦後東京にやってきた祖父は帽子屋さんの見習いとして働いていた。

そして独立。

洋品店のデパート正直やを立ち上げた。


祖父はなかなかのやり手だったみたい。

当時学校指定の小学校の制服や上履きなども販売していたらしく、

事業拡大のため、学区外の小学校に息子(私の父)を通わせて販売権を取りに行ったらしい。

(大河ドラマにハマっていた時期に聞いたので、じいちゃん将軍かよと思った)


もう一つ驚いたことはおじいちゃんの地域での経歴。


子供会会長

大通り商店会会長

名店会会長

アーケード管理委員長

などなど…

何個やっていたの?!ってくらい地域活動に積極的に参加をしていた。

積極的というかどれも会長や委員長の立場で。

すごすぎ。パワフル。


出身ではいけれども、地域に根付き慕われていた祖父。

そのおかげで地元では中渡瀬家は知られている。


うちの地元はお神輿の文化があり、毎年親戚一同で参加しているのだけれど、祖父が亡くなった時はお店の前では御神輿を高く上げる差すという行為をしてくれたそう。

これは祖父に対して地域の皆様からの敬意の表れ。それくらい地域にも愛されていた祖父だった。


祖父の名刺を見してもらったことがある。

中野に本店を構え10店舗の系列店が書かれていた。


えっ大企業じゃん!!


話を聞くと祖父が経営をしていたのではなく、祖父のお弟子さんたちが名前を引き継いで暖簾分けという形で各地に店舗があったようだ。


小さくとも自分でお店をやっているからこそ

祖父のビジネスセンスや人柄がこの1名の名刺でとても強く感じることができた。

慕われているからこそこんなにも多くの系列店ができたんだなと。


じーちゃんすげー。

かっこいいな。


時代は流れて、今は正直やの店舗はない。

遠く離れた沖縄でヨガスタジオarjavaとして正直やがある。


祖父はびっくりするかしら。

形変わりすぎだろうって思っているかも笑


今回祖父の歴史を振り返りながら、私も地元から遠く離れた場所で商売をしているので、色々と衝撃と勝手ながら激励を受けた気持ちになった。


バイタリティと地域への貢献。そして人との繋がり

これが正直やの根っこなのではないだろうか。


大切な名前を使わせてもらっているのだからこのことを大切に、そして何より正直に素直にarjavaに取り組んでいこうと思った。


超えられるか?おじいちゃん。

お手柔らかに見守っていてね。


なおみ






閲覧数:31回0件のコメント

最新記事

すべて表示

北海道の代償

Comments


bottom of page